糸うり
こんにちは、山椒です。
梅雨が明けてから、農協の直売所で糸うりをよく見かけるようになりました。
生産者によって呼び名が違うのですが、正式には「金糸瓜(きんしうり)」というものかと思います。
その他に「そうめんかぼちゃ」と書かれていることもあります。
ものによって色がまちまちで、今回買ってきたものは白地に緑の縞ですが、白地に黄色の縞、浅黄に濃い黄色の縞、白一色、黄一色のものなどがあります。
中は白いかぼちゃのような感じです。
繊維の並びの関係で、上の写真のように、輪切りにした(横方向に切る)ほうが、糸が長く取れます。
種を取り、たっぷりのお湯で茹でていくと、10分ほどで身がほぐれてきます。
箸でつつきながら様子を見て、ほぐれ始めたら火を止めます。
茹ですぎるとおいしくないので、気を付けてください。
ぎゅっと外側から押し込むと、一気に身がほぐれます。
水にさらしながら、皮など不要な部分を取り除くと、きれいなそうめん状になります。
ポン酢とごま油であえて、ちょっとゴマをちらして、よく冷やしてから食べるのがおすすめです。
シャキシャキとした食感が、夏にピッタリの野菜です。
八色スイカまつりに行ってきました
こんにちは、山椒です。
先日、8月10日に八色スイカまつりへ行ってきました。
八色スイカまつりは、JR浦佐駅から徒歩で15分ほどの「JA魚沼みなみ あぐりぱーく八色」で、7月22日から8月10日まで開催されていました。
なかなか足を運べなかったものの、なんとか最終日に行くことができました。
駅を出て少し歩いたところで、橋を越えます。
この魚野川は、群馬と新潟の県境、谷川岳付近に源を発し、魚沼地方、長岡を経て信濃川と合流します。
魚沼コシヒカリの命といってもよいでしょう。
「魚沼を流れる川」が、なまって「うおのがわ」になったという説があるんですって。
鮎やニジマスが釣れるそうです。
左手に南魚沼市立大和中学校が見えてきます。
この方向からだとわかりにくいですが、体育館の屋根が雪国仕様になっています。
とにかく校庭と、空が広い・・・!
うらやましいですねー。
さらに進むと、八色の森公園が見えてきます。
ここには、ウォーキングロード、無料バーベキュー施設などの他、越後ワイナリー、池田記念美術館が併設されています。
豪雪地帯にある越後ワイナリーでは、雪でぶどうの木が折れないよう、地面に寝かせて冬を越す「垣根仕立て」という育成方法を採用しています。
また、大きな雪室貯蔵庫が設置されているなど、この地方ならではのワインづくりを行っています。
そのうち、行ってみたいところです。
さて、あぐりぱーく八色に到着しました。
JAの直売所では、新鮮な地元の農産物を安価で買うことができます。
いつもお世話になっております。
ついにスイカの食べ放題です!!
なんとワンコイン、500円で、八色スイカが食べ放題。ふとっぱら!
試食も置いてありました。
- 「どんどんおかわりしてくださいね!」
大盛り上がりしてスイカを受け取ったのも束の間、これ、こんなに食べられるのかという気持ちが沸いてきました。
そんな気持ちをよそに、スイカはどんどん吸い込まれていきます。
うまい!!
残り4切れあたりで、おなかがはちきれそうになりましたが、どうにか、いただいた分は食べきれました。
はー、食った食った(ウソです)。
気温は30度を超えていたとおもいますが、スイカの食べすぎで体が冷えてくるし、なんだかフラフラします。
しばらくスイカはいいかな・・・。
・・・と思ったのですが、直売所のほうでスイカが300円で売っていたので、つい買ってしまいました。
家で食べたスイカも、甘くて、おいしかったです。
また来年、来ます。
ごちそうさまでした。
南アルプスを歩いてきました
こんにちは、山椒です。
先々週のことになりますが、南アルプスを歩いてきました。
奈良田温泉から北沢峠まで、一泊二日の山旅です。
あえて北岳を外した、贅沢?なルートです。
私が以前、奈良田に来たのは2003年の春、だったと思います。
その年は夜叉神峠-広河原間が土砂崩れにより通行止めになっていて、しかたなく奈良田から農鳥に上がる計画を立てたのです。
- 大門沢小屋の注意書き。見本の缶が見事にペチャンコになっている。
初めてひとりで行った、残雪期の山だったように記憶しています。
勝手がわからず、水までぜんぶ背負って、荷物が25kgくらいになっていました。
- 折れた橋にロープが張ってある。
今も昔も私には体力がありませんから、家を出るときにザックがなかなか持ち上がらず、「ア、これは無理かも」と感じていました。
- 端正な白い花。
- 14時13分。
重い荷物を背負い、日が落ちるころまで歩いた末、やっとのことで開けた場所に出て、テントを張ったのがこのあたりでした。
こちらは2003年の写真です。
この時、恥ずかしながら雪上でのペグの打ち方を知らず、地面に打つ要領で雪面に差し込んだところ、どうやら効いているように見えたので、そのまま寝たのです。
すると夜半に雪が凍り、強風でペグが抜けて、寝ている私もろともテントが斜面を滑り落ちてしまいました。
写真の手前が登り坂になっていて、滑ったテントが登山道の上で止まった恰好です。
結局この夜はほとんど眠れず、荷物の重さによる疲労もあり、日が昇るとすぐに下山してしまいました。
- 西農鳥岳山頂。一番高く見える黒い山は間ノ岳、その奥には北岳。
そんなことを思い返し、少しは成長したかな、なんてうそぶきながら歩いていきます。
今夜は農鳥小屋でツェルト泊です。
ここの主人は山好きには有名な方のようで、「農鳥親父」なんて検索するといろいろと出てきます。
この写真を撮った時点で16時半ごろでしたので、少し覚悟をしていましたが、繁忙期のためか他の従業員がおり、事なきを得ました。
トイレは今時珍しく、垂れ流しです。
ツェルトを張って、ラーメンをすすりながら、刻々と移り変わる夕焼けを眺めます。
雲の合間から、富士山が頭をのぞかせています。
太陽が沈むと雲が晴れ、甲府の街明かりが見えました。
空には天の川。さそり座が沈んでいきます。
一番明るいのが火星、次に明るいのは土星です。
気温は8度。
シュラフカバーだけでは少し冷えましたが、風の音を聞きながら眠りました。
翌朝も晴れ。
簡単に朝食を済ませ、出発します。
間ノ岳山頂は、登山者で賑わっていました。
次に向かう仙丈ヶ岳までは、長い道のりです。
左から回り込んで、尾根伝いを歩いていきます。
3,000m峰をつなぐ稜線にもかかわらず、大半は森になっています。
このあたりは気候が落ち着いているのでしょうか。
まるで北八ヶ岳のようです。
仙丈ヶ岳は、3つのカール(扇状地)を持っており、その穏やかな山容から南アルプスの女王と呼ばれています。
正面に見えているのは、大仙丈沢カールです。
仙丈ヶ岳山頂です。
北沢峠への下山中、正面に甲斐駒ヶ岳がどっしりと構えていました。
その向こうには北杜市の街並み。
有名な山なのによく知りませんでしたが、カイコマってめちゃくちゃカッコいいんですね。
白っぽい花崗岩の山なので、真夏でも雪が積もったように見えます。
そのうち登ってみたいと思います。
北沢峠に到着、おつかれさまでした。
その後、バスで甲府駅に抜け、打ち上げを兼ねてラーメン屋さんに入ると、常連と思われるお客さんから声を掛けられ、カメラの話などをしました。
店内のテレビでは、天皇陛下のお気持ち表明のニュースが繰り返し流れています。
味噌ラーメン、ごちそうさまでした。
翌日。
松本駅や長野駅には、山の日に関連するポスターや垂れ幕があちこちに出ていました。
上高地で記念式典があるそうです。
台風が近づいていたんだったかな。
行程: